声のDIARY(短歌) | 声のダイアリー♪

声のDIARY(短歌)

はつ夏の海そのままの色合いで窓辺に揺れる君のTシャツ

未来形で語り合いたる君と吾の言葉は過去に身を翻す

つかんだと思い手のひら開けども風でなくなるその時風は

妻子ある人に魅かれている夏のふりん風鈴風に震えて

かつて吾を熱く愛したその腕で萌子という名のおさなご抱く


声のDIARY