声のDIARY(短歌)
はつ夏の海そのままの色合いで窓辺に揺れる君のTシャツ
未来形で語り合いたる君と吾の言葉は過去に身を翻す
つかんだと思い手のひら開けども風でなくなるその時風は
妻子ある人に魅かれている夏のふりん風鈴風に震えて
かつて吾を熱く愛したその腕で萌子という名のおさなご抱く
はつ夏の海そのままの色合いで窓辺に揺れる君のTシャツ
未来形で語り合いたる君と吾の言葉は過去に身を翻す
つかんだと思い手のひら開けども風でなくなるその時風は
妻子ある人に魅かれている夏のふりん風鈴風に震えて
かつて吾を熱く愛したその腕で萌子という名のおさなご抱く